いろいろあって,今ARMのCortex-M系CPUの載ったNXPセミコンダクターズ社のLPCシリーズマイコンで動かすコードをちょっと書いてて,LPCXpressoという開発環境(IDE+マイコンボード)で作業してます.
このLPCXpresso IDEでライブラリプロジェクトを追加する方法と,パスを通す方法を忘備録としてメモっておきます.
すでにIDEは導入済みで,実行プロジェクトはあるものとします.
※ 公式ページによると,今は「MCUXpresso IDE」の方がreccomendedだそうなので,古いかもですがね...
ライブラリプロジェクトを追加する方法
1.Quickstart Panel から「New project...」を選択
もし,Quickstart Panel がなければ「Windows」→「Show View」→「Other...」から,「Quickstart」を検索かけると見つかります.
2.開発ターゲットのマイコンの種類を選んで,「LPCOpen - C++ Static Library Project」を選択
3.Project nameを設定
4.マイコンの型番を指定
5.Chipのライブラリを指定
ライブラリがなければ,図の「Browse...」ボタン上の「Import」ボタンを押すと,公式ページからライブラリをダウンロードできるっぽい(試してない)
NXPのボードのプログラムを書きたい場合は,たぶん下の「LPCOpen Board Library」にライブラリを入れるといいんだと思う(わからない)
6.あとは特に設定なしで「Next」→「Finish」する
これで,プロジェクトができてるはず.
パスを通す方法(ライブラリプロジェクト)
1.Project Exprorerパネルの対象のプロジェクトを右クリック→「Properties」を選択
2.「C/C++ Build」の「Setting」から「Tool Setting」タブの「MUC C++ Compiler」以下の「includes」フォルダを選択
3.Include pathsの左の追加アイコンからパスを追加する
これで,パスが通るはず
パスを通す方法(実行プロジェクト)
普通のmain関数のあるプロジェクトの場合は,上のようにincludeパスを通したあとに,ライブラリのパスも通さなければいけない
0.上の通りにして,通したいライブラリのインクルードパスを通す
1.上と同様に「Properties」から,「C/C++ General」の「Paths and Symbols」から「Library」タブを選択
2.左の「Add」ボタン→「Workspace」ボタン→パスを通したいライブラリファイルを選択する
3.追加したライブラリファイルの名前をフォルダ名に編集する
なぜこれが必要が原因不明らしい...が,これをしないと正しく動かないとのことです.
4.読まれる順を考慮して順序を変更する
chipよりは上にしておく
5.ライブラリのパスも追加する
3でライブラリファイルを指定するだけでは,シンボルが見つからない的なエラーになる.
6.ライブラリパスも順序を変更しておく
最後にOKを押して終わり!